区民歯科健診ではどんなことをするの?

      2025/06/05

こんにちは。神保町野本歯科医院です。この記事では、歯の区民健診ではどのようなことをするのか?についてお伝えしていきます。 

 

区民健診は基本的には「検査」のみとなります。

主な検査項目

  1. 現在歯・喪失歯の状況
  2. 歯周組織の状況
  3. 口腔清掃状態
  4. 歯科保健指導
    65歳以上の方については、下記の項目を併せて実施)
  5. 口腔乾燥
  6. 口腔衛生状況
  7. 嚥下機能
  8. 咬合状態
  9. 咀嚼機能
  10. 粘膜の異常
  11. 舌・口唇機能

 

― レントゲンは撮影するの?

区民健診においては、「視診」「触診」が基本となりますので、レントゲン撮影などは当日には行われません。

 

― 痛みはあるの?

治療を行うことはありませんので、基本的には痛みを感じることはありません。ただし、「虫歯の有無」を検査するときに、「エアーをかける」という検査がありますので、その時に「しみる」ということはある可能性があります。

 

― 当日に治療をすることはあるの?

区民歯科健診により、治療が必要と判断された場合は、原則的に検診日当日に治療は行われないため、検診で治療が必要と判断された場合は、ご本人の同意の上、後日改めて予約を取り、治療を受けていただくことになります。

 

― クリーニングはできないの?

原則として、区民健診では検査のみを行います。クリーニングやレントゲン撮影などを行う場合には、翌日以降に改めてご予約をいただくことになります。

 

2 区民健診で必要なもの、費用など

歯科区民健診を受ける際、必要な書類は主に「歯科健診受診券シールの貼付された受診票(または受診券)」と「本人確認できる書類(運転免許証など)」です。

・区民健診でかかる費用はございません。あくまで治療が必要な場合にのみ、ご予約をいただいた日に費用が発生します。

 

3 区民健診の重要性

― 早期発見、早期対応

 

区民健診で確認する「項目」の中で何より重要な点は、「虫歯」と「歯周病」の確認です。虫歯も歯周病も早期に発見し、可及的速やかに対応することで、ダメージを最小限に抑えることができます。

 

関連:歯周病について

関連:虫歯について

 

― かかりつけ医を見つける

かかりつけ医をつくることは、生涯に渡る「歯の参謀」をつけることに等しいことです。患者様個々人により、その抱えている問題や価値観は大きく変わってきます。かかりつけ医は長いかかわりになるため、そのような状況も理解できますので、お互いにとってその関係性にはメリットがあります。

区民健診はそのきっかけとして、「かかりつけ医」を選ぶ時の基準にしていただくことをお勧めします。

 

― 歯の健康への関心度が高まる

 

専門的には「デンタルIQ」と呼ばれるものがあります。これは、自らの歯の健康に対する『知識』『認識』の高さを表します。歯の健康への関心度が高い人ほど、その他の健康への意識も高く、結果的に健康的な人生を送る場合が多い傾向にあります。実際に、20255月には、そのような研究結果が国際的な論文で発表されています。

関連:歯の健康意識の高さが、寿命に影響を与える

歯の健康は「痛くなってから」ではなく、「痛くなる前」にチェックをすることが大切です。ぜひ、区民健診期間に、一度お近くの歯科医院にて受診されることを推奨します。また、区民健診期間外でも、費用(概ね、初診量:3500円前後)はかかりますが、「歯科検診」と「口腔清掃」を受けることを推奨いたします。

神保町野本歯科医院 野本幸平

関連記事:歯の定期健診の推奨頻度について

 

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