歯の定期健診の頻度、期間など
2025/05/26
歯の定期健診の頻度、期間など
歯の定期健診とは
歯が抜けてしまう原因の1位は「歯周病」で、2位が「虫歯」です。定期健診をして、歯のクリーニングを行うことは、「歯周病と虫歯の予防の両方に効果」があります。
虫歯の予防効果
虫歯になる原因は、私たちが「摂取した糖分」をもとに、虫歯菌が増殖し、菌が産生する「酸」で歯を溶かすことによります。また、過去に治療した詰め物なども大きな虫歯再発の原因になります。
日々のご自宅でのブラッシングだけでは、どうしても磨き残しが生じてしまうものです。そのため、歯科医院での定期健診とクリーニングを通じ、歯面に付着したプラークを除去する必要があります。
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歯周病の予防効果
歯周病になる原因は、主にPG菌を筆頭とした「歯周病菌」によります。歯周病菌は歯と歯茎の間にたまりやすく、そこを起点に歯茎に炎症を起こし、歯を支える骨を溶かしていきます。その結果、歯はグラつき、抜けていきます。
✦関連記事:歯周病は全身疾患にもつながる怖い病気です。
歯の定期健診のメリット
歯の定期健診の最大のメリットは、「生涯に渡り、健康的な食生活を自分の歯でできるようにする」ことです。その他次のようなメリットがあります。
虫歯の予防、早期発見
歯周病の健康維持
見た目の清潔さと白さ
口臭予防
全身疾患の予防
歯の定期健診の頻度
歯の定期健診ならびにクリーニングの頻度は、その方のお口の状態により変わってきます。また、歯石の付着傾向によっても、その時期は大きく変わってきます。(写真1)にある歯石は、主に2ヶ月でつくられたものですが、それが半年の人もいれば、1年の人もいます。
写真1
(歯石除去の動画)
✦一般には、2~3か月に1回程度の健診頻度が推奨されています。
歯の定期健診の費用
歯の定期健診はクリーニングとセットで行われることが一般的です。この場合、歯科医院のコンセプトによって、「保険診療」で行う場合と「自費診療」で行う場合の2パターンがあります。クオリティが高いのは自費診療ですが、定期的に来るという点では、リーズナブルなことも重要と考え、当院では定期健診やクリーニングは保険診療で行っています。
●自費診療の場合の目安:医院によって異なります。
(一般的には20,000円前後)
●保険診療の場合:3,000円~4,000円
✦通常、歯のクリーニングは歯科衛生士が行いますが、当院では状況が落ち着くまでは、歯科医師が行っています。
歯の定期健診の期間
歯の定期健診の目的は「虫歯の予防」と「歯周病の予防」と前述しましたが、特に後者の歯周病については、継続的に行うことが不可欠となります。したがって、1回行って終わりというのでは効果はありません。「3か月に1回」の頻度でずっと通い続けることが大切です。そのため、通いやすい場所に行くという事も重要になります。
神保町野本歯科医院 野本幸平
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