口腔内3Dスキャナー
- Qスキャンは痛みがありますか?
- Aまったく痛みはありません。小さなカメラを口腔内に入れて動かすだけです。
- Q撮影時間はどれくらいですか?
- A全体のスキャンでも5〜10分程度で完了します。部分的であればもっと短時間で終わります。
- Qスキャナー対応の治療に追加料金はかかりますか?
- A診療内容によっては別途費用がかかる場合がありますが、詳細は初診時に丁寧にご説明いたします。

「歯医者さんでの型取りが苦手」
そんな経験、ありませんか?
粘土のような材料を口に入れてじっと我慢…あの不快感が苦手で、歯科通院から足が遠のいている方も少なくありません。
神保町野本歯科医院では、そんなお悩みを解消するために、最新の「口腔内3Dスキャナー」を導入しています。
口腔内3Dスキャナーとは、小型カメラが搭載された専用のスキャナーで、患者さまの口腔内をスキャンし、デジタルデータとして記録する機器です。
スキャンされたデータは、即座にモニター上に3D画像として表示され、そのまま治療計画や技工物の製作に活用されます。
これにより、従来のような不快な型取りは不要となり、快適・スピーディー・高精度な診療が可能になりました。
口腔内スキャナーの主なメリット
口腔内スキャナーには、従来の型取りでは実現できなかった、数多くの利点があります。
嘔吐反射の心配なし
従来の粘土状の材料(印象材)を口腔内に入れる型取りでは、喉の奥に触れることで「オエッ」となる嘔吐反射を引き起こすことがありました。
スキャナーは小型カメラで歯をなぞるだけなので、そうした不快感がありません。
嘔吐反射が強い方や、お子さま、ご高齢の方にも安心してご利用いただけます。
短時間で完了、ストレス軽減
スキャンは全体でも5〜10分程度、部分的なものであれば数分で終了します。
型取り中にじっとしていなければならない時間が短縮され、ストレスが大幅に軽減されます。
ミクロン単位の精密な型取り
スキャナーは高性能な光学技術を用いて、数十ミクロン(1ミクロン=0.001mm)単位で口腔内をスキャンできます。
これにより、被せ物や詰め物の「隙間」や「段差」が少なくなり、フィット感が向上。再治療のリスクも減少します。
治療の見える化
スキャン結果はリアルタイムで3D画像としてモニターに表示されます。
ご自身の口腔内を確認しながら、治療の説明を受けられるため、理解が深まり、納得して治療を受けることができます。
治療期間の短縮と通院回数の削減
スキャンデータはその場で歯科技工所に送信されるため、郵送のタイムロスがなくなり、補綴物の製作がスムーズに進みます。
結果的に、治療全体のスピードが上がり、通院回数も減らせる場合があります。
経時的な変化を追える
患者さまの口腔内を定期的にスキャンすることで、歯の動きや咬み合わせの変化を記録・比較することができます。
矯正治療の経過確認や、歯ぎしりによる摩耗のチェックなど、予防・経過観察にも役立ちます。
環境にも優しい
従来の型取りでは印象材や石膏を使うため、多くの廃棄物が出ていました。
スキャナーはすべてデジタルで処理されるため、資源の無駄を減らし、環境にも優しい取り組みといえます。
どんな治療に使えるの?

神保町野本歯科医院では、以下のような治療で口腔内スキャナーを活用しています。
被せ物・詰め物の精密治療
3Dスキャンデータは、歯科技工所でのクラウンやインレー(詰め物)の製作にそのまま使用できます。
ミクロン単位で精密な型取りが可能なため、適合の良い被せ物を製作でき、長持ちしやすくなります。
マウスピース矯正
マウスピース矯正では、歯の動きを精密に設計する必要があります。
口腔内スキャナーを使えば、精密な歯列データをもとに、正確な矯正計画を立てることができます。
入れ歯の設計と製作
従来の入れ歯製作では、何度も型取りをする必要がありました。
3Dスキャナーを使えば、少ない回数で精度の高い入れ歯製作が可能になります。
咬み合わせ診断・経過観察
咬み合わせや歯列の変化を時系列で確認することができるため、歯ぎしりや顎関節症などの治療にも活用できます。
患者さまの声から生まれた導入

当院が口腔内スキャナーの導入を決めた背景には、患者さまからの「型取りが苦手」「オエッとなるのがイヤ」という声が多く寄せられていたことがあります。
特に以下のような方々にとって、スキャナーの導入は大きな安心につながっています。
嘔吐反射が強い方
型取りが苦手なお子さま
持病やご高齢で長時間の治療が難しい方
忙しく、通院回数を減らしたいビジネスパーソン
「口を開けているのが楽だった」「思ったより早く終わって快適だった」といった嬉しいご感想を多数いただいております。
デジタル技工との連携で、さらに質の高い治療へ

スキャンデータは、当院と連携している歯科技工所に即時送信され、CAD/CAM(キャドカム)システムによって精密な補綴物(被せ物・入れ歯等)が設計・製作されます。
これにより、以下のようなメリットがあります。
精度の高い技工物
技工士との密なコミュニケーション
製作期間の短縮
再製作リスクの低減
よくある質問