歯ぎしり、食いしばり

    もしかして、あなたも?──気づかぬうちに進行する「歯ぎしり・食いしばり」

    神保町駅より徒歩1分、神保町野本歯科医院の歯ぎしり、食いしばり

    「朝起きたときにアゴがだるい」
    「歯がすり減ってきた気がする」
    「肩こりや頭痛がつらい」

    これらの症状、もしかすると“歯ぎしり”や“食いしばり”が原因かもしれません。

    歯ぎしりや食いしばりは、多くの場合、無意識のうちに行われており、自覚のないまま歯やアゴ、全身にダメージを与えてしまう厄介な習慣です。
    神保町野本歯科医院では、こうした無意識の癖によるトラブルを防ぐために、オーダーメイドのマウスピースを用いた治療を行っております。

     

    歯ぎしり・食いしばりとは?──その違いと種類を知ろう

    歯ぎしり(ブラキシズム)
    就寝中や日中、上下の歯を強くこすり合わせる行為です。大きな音を伴うこともあり、家族に指摘されて気づく方もいます。

    食いしばり(クレンチング)
    歯をギューッと強く噛みしめている状態。特に日中の集中時やストレス時に起こりやすく、無意識で続けているケースが多くあります。

    タッピング(歯のカチカチ)
    歯をリズミカルに軽く噛み合わせるような動きで、癖の一種です。

     

    歯ぎしり・食いしばりを放っておくとどうなるの?

    知らぬ間に進行する「口腔内のダメージ」と「全身への悪影響」

    「歯ぎしり」や「食いしばり」は、気づかないうちにお口の健康だけでなく、全身にも影響を及ぼすことがある深刻な習慣です。

     

    歯がすり減る・欠ける・割れる

    神保町駅より徒歩1分、神保町野本歯科医院の歯ぎしり、食いしばり

    強すぎる力が毎日繰り返されることで…

    歯ぎしりや食いしばりは、瞬間的に100kg以上の力がかかることもあると言われています。
    これが毎晩、あるいは日中にも無意識に繰り返されることで、歯は次第にすり減ったり、ヒビが入ったり、割れてしまうこともあります。

    かぶせ物や詰め物がよく外れる

    前歯の先端がギザギザしている

    奥歯の噛み合わせ面が平らになっている


    こういった症状が見られる場合は、すでに歯がダメージを受けている可能性があります。

     

    知覚過敏になる

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    歯の表面(エナメル質)が削れると、冷たい物がしみやすくなります

    歯の表面がすり減ってくると、内側の「象牙質」がむき出しになってしまいます。
    象牙質は神経に近く、冷たいもの・熱いもの・甘いものに敏感に反応するため、しみる症状(知覚過敏)が出やすくなります。
    歯磨き粉やケアで一時的に和らいでも、根本原因(歯ぎしり)を改善しない限り悪化するリスクがあります。

     

    歯周病が悪化する

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    グラつきやすくなり、最悪の場合「歯を失う」ことも

    歯ぎしり・食いしばりによって、歯にかかる過剰な力は、歯ぐきや歯の周りの骨(歯槽骨)にも悪影響を与えます。
    とくに歯周病がある方は、炎症に加えて「力の負担」が加わることで、歯が早くグラつくようになってしまいます。

    さらに、骨が吸収されてしまうと、歯を支えきれなくなり、抜歯が必要になるケースもあります。

     

    あごの関節に負担がかかる(顎関節症)

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    カクカク音がする・口が開けにくい・あごが痛い…

    あごの関節はとても繊細な構造をしています。
    歯ぎしりや食いしばりの強い力が繰り返し加わることで、「顎関節症(がくかんせつしょう)」を引き起こすことがあります。

    口を開けるとカクッと音がする

    あごがだるい、疲れる

    口を大きく開けにくい

    あごの痛みで食事がつらい


    こうした症状がある場合は、顎関節に炎症やズレが起きている可能性があります。

     

    頭痛・肩こり・首こり・耳の不調(耳鳴りや圧迫感)

    神保町駅より徒歩1分、神保町野本歯科医院の歯ぎしり、食いしばり

    全身の筋肉や神経にも影響が…

    歯ぎしり・食いしばりによって、顔まわりや首周辺の筋肉が常に緊張していると、次のような全身症状を招くことがあります。

    慢性的な頭痛や偏頭痛

    首や肩のこりが強い

    耳の詰まり・耳鳴り・めまい

    目の奥の痛み・目の疲れ


    「病院では異常がないと言われたけれど、ずっと不調が続いている」という方は、歯や噛みしめ習慣が原因の“歯因性疼痛”の可能性もあります。

     

    歯並び・噛み合わせが乱れる

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    歯を動かす「持続的な力」で徐々にズレる

    歯ぎしりの力は、ただ削れるだけでなく、歯そのものを移動させる力にもなります。
    とくに就寝時に横方向への力(グラインディング)が加わると、歯並びが崩れたり、噛み合わせが変化してしまうことも。
    放置すると矯正が必要になるケースもあります。

     

    顔の輪郭のゆがみ・エラの張り

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    筋肉の使いすぎでフェイスラインに変化が

    食いしばりが強い方は、「咬筋(こうきん)」というあごの筋肉が発達し、エラが張ったような輪郭になってくることがあります。
    また、左右の噛み方に偏りがある場合には、顔のゆがみも起こります。
    「昔より顔がゴツくなった気がする」「頬の左右差がある」と感じる方は、無意識の噛みしめが原因かもしれません。

     

    当院で行っている治療──オーダーメイドのマウスピースで歯とアゴを守る

    神保町野本歯科医院では、患者さまお一人おひとりの口腔内の状態に合わせた、オーダーメイドのマウスピース(ナイトガード)を作製しています。

     

    マウスピース治療の目的と効果

    神保町駅より徒歩1分、神保町野本歯科医院の歯ぎしり、食いしばり

    歯への負担を軽減
    咬合圧を均等に分散し、歯の摩耗や破折を防ぎます。

    アゴ関節の保護
    顎関節症の予防・症状緩和に有効。

    筋肉の緊張緩和
    睡眠中にリラックスした状態を保ち、筋肉の疲労を軽減します。

    就寝中の歯ぎしり音の軽減
    同居家族の睡眠の質向上にもつながります。

     

    マウスピースの種類

    ハードタイプ

    主に夜間使用が推奨されます。
    就寝中に歯ぎしりのある方や、顎関節に痛みが出やすい方に適しています。
    (当院では主にソフトタイプで対応しています)

    噛みしめる力が非常に強い方

    歯ぎしりが特に強く、歯のすり減りが進んでいる方

    顎関節症の予防・保護も目的にしたい方


    特徴

    硬くて耐久性が高く、長期間使用できる

    噛み合わせのコントロールがしやすい

    精密に調整することで、あごへの負担も軽減

     

    ソフトタイプ(軟性樹脂製)

    食いしばりが原因で起こる肩こり・頭痛・疲労感の軽減を目的とするケースにも適しています。

    食いしばりが主な症状で、歯ぎしりは軽度な方

    歯ぎしり・食いしばりに気づいて日中も装着したい方

    初めてマウスピースを使う方で、違和感に不安がある方


    特徴

    柔らかく装着感が良いので慣れやすい

    日中使用にも向いている

    材質が柔らかいため、歯やあごへの負担をやさしく吸収

     

    治療の流れ

    • STEP 1初回カウンセリング・口腔内チェック
      症状や生活習慣を丁寧にヒアリングします。
    • STEP 2口腔内診査・かみ合わせ確認
      歯やアゴの状態、かみ合わせのチェック。
    • STEP 3型取り(スキャン)
      精密な型取りまたは3Dスキャナーによる印象採得。
    • STEP 4マウスピース作製
      専門技工所にて一人ひとりに合ったマウスピースを製作。
    • STEP 5装着・調整
      完成後、装着感やかみ合わせを確認・微調整します。
    • STEP 5定期チェック・フォロー
      使用状況や変化を見ながら定期的にメンテナンス。

     

    Q&A:よくあるご質問

    Qマウスピースは保険適用されますか?
    Aはい、歯ぎしり・顎関節症治療を目的としたマウスピースは、健康保険が適用されます。
    Q毎日使う必要がありますか?
    A基本的には毎晩の装着をおすすめします。日中の食いしばりが強い場合は、日中用の提案も可能です。
    Q違和感やしゃべりづらさはありますか?
    A最初は多少の違和感がある場合もありますが、1週間程度で慣れる方がほとんどです。

     

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