歯医者が嫌という方へ

      2025/06/02

歯医者が嫌な理由

歯が悪くなっても、歯医者には行きたくない! このような方は実際に多くおられると思います。

それは人々の記憶の中にある「嫌な過去のトラウマ」がそうさせていると考えられます。

いろいろなイメージが歯医者に対してお持ちだと思います。

わたしたち歯科医師は、その点を踏まえて、これらを払しょくすることが大切だと考えています。

今回は上記11つに対し、神保町野本歯科医院ではどのような取り組みをしているかをお伝えしていきます。

 

歯医者は痛いところ

 

「歯医者=痛いところ」というのは、1つの既成概念として多くの方の脳裏に存在するものだと思います。一般に、歯の治療で痛みを与える可能性がある時には2つの場合があります。

 

1つ目:麻酔の痛み

麻酔の痛みには、「針が入る時の痛み」「麻酔液を注入する気の痛み」があります。この2つをいかに抑えるかが、痛みをできる限り与えないために必要です。前者の「針を入れる時の痛み(刺入時の痛み)」は、粘膜を乾燥させ、表面麻酔を用い、その上で、痛みを感じにくい箇所に刺すことが効果的です。後者の注入時の痛みは、できるかぎりゆっくりと入れること、麻酔液を温めておくことが効果的です。当院ではこの対応を行います。

 

2つ目:治療時の痛み(神経治療、術者の力量を超えた治療など)

治療で痛みが発生する可能性には「神経を刺激する痛み」「歯肉線維を刺激する痛み」の大きく2つに大別されます。前者の「神経を刺激する痛み」については、麻酔をいかに効かせられるか、にかかっています。どんな名医が治療をした場合でも、麻酔が効いていなければ痛いのです。しかし、麻酔というのは、人によって個人差があります。ある人は少しだけでも効きますが、ある人は多く入れても効きにくいのです。 

したがって、患者様の反応を見ながら、適切な麻酔量を決めることが重要です。

完全に痛みをなくすことができなくても、痛みを最小限に抑えることができれば、患者様の多くは「ほとんど大丈夫です」と言っていただけます。

 

歯医者は怖い人が多い

 

「歯医者さんは怖い人が多い」というのは、歯科医院に嫌悪感恐怖感を持つ人が、足が遠のいてしまう大きな理由になっていると思います。

たしかに、昔の歯医者さんには怖いイメージがあったと思います。当時は「パターナリズム」と呼ばれる、「先生と患者さん」という立場の違いが明確に存在していたからです。歯科教育においても、それが当たり前と言われていました。

しかし時代は変わり、今は「インフォームドコンセント(患者さんの自己決定を重視すること)」の時代です。学校教育でもこの点が徹底されています。つまり、患者様が納得しなければ、治療は前に進まない仕組みになっているのです。これは言い換えれば、患者様の「選択する自由」が尊重される時代になっているといえます。

 

当院では、「歯科医療もサービス業」と捉えて対応を行っています。「最小限の痛み」「丁寧な説明と治療」を大切にしています。その一方で、どうしても医療という側面もありますので、「伝えなければならないことは伝える」という姿勢も大切にしています。

歯が悪くなってからでは取り返しがつかなくなります。ぜひ、早いうちに近隣の歯医者さんに一度足を運んでみてください。その後、そこで治療を受けるかどうかは、改めて考えていただければいいと思います。

神保町野本歯科医院 野本幸平

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