歯医者が苦手な人はどうすればいいか? まずは健診から。

   

歯医者が苦手な人はどうすればいいか?

歯医者というのは、あくまでも、「仕方がなくいく場所」という方のほうが多いと思います。時間とお金をかけて、痛い思いをしたり、不愉快な思いをするのは、できれば避けたいと考える人も多いと思います。

しかし、歯医者に行くことは、歯の健康を保つためにはとても大切なことです。とりわけ、進行してしまった症状に対しては、できるかぎり早い段階で対応することで、事が小さいうちに対応することが可能です。

この記事では、歯医者が苦手な方が、どのようにすれば歯医者に行ってもストレスをできる限り少なくできるか、についてお伝えします。

 

 

1 過去のトラウマによる

歯医者が苦手な方は、過去に何らかのトラウマを経験している方が多いはずです。例えば次のようなことです。

「無理やり削られた」

「すごい痛い思いをした」

「威圧的な対応をされた」

このような経験をすると、多くの人は歯医者に足を運ぶことが億劫になるでしょう。

これは誰でも同じことです。しかし、実際にはこのようなことは頻繁に起こるものではありません。

昔と今とでは、対応も大きく変わっていますし、針の太さや治療方法も大きく変わっています。

したがって、昔と今は大分変っているということを知ることも、1つの気持ちの切り替えになると思います。

 

2 歯医者が苦手な人は、まず健診から始める

神保町の歯医者、神保町野本歯科医院で歯石とりの痛みについての解説

いきなり治療をするというハードルは高いと思いますので、まずは「スモールステップ」で、『検査を受ける』ことからはじめ、徐々に『クリーニング』を行い、次いで『軽い治療』を受ける等、徐々に対応を履んでいくことをおすすめします。

したがって、痛くなってからですと、最初から治療をしなければならないこともありますので、痛くなる前に行かれることが重要です。そして、仮に痛くなってしまっている場合でも、

「歯医者で過去にこのような経験をしたので、少し恐怖を持っています」

こうお伝えすることで、いきなり歯を削られるという事は、起こりません。

また、重要なことは、来院前の段階で、「受付」に電話をしたときに「上記の旨」を伝えましょう。

*メールよりも、言葉で伝えたほうが明確に伝わります。

 

3 無理だと思ったら医院を変える

どんなに丁寧に対応することを重視していても、時々「治療途中で来られなくなってしまう」ということはあります。どうしても、人対人の関係ですので、相性というものがございます。そのようなときには、無理をせず、医院を変えるという事も、長期的にみれば、お互いにとって大切なことです。

したがって、歯の健康は失ってからでは遅いですので、1度歯科医院に来院していただき、「ここなら大丈夫」と思える場合に、続けていただければいいと思います。

 

4 歯の問題は、早期に発見することがとても重要

神保町の歯医者、神保町野本歯科医院でセカンドオピニオンについての解説

歯の問題というのは、虫歯に限らず、歯の周りの組織に炎症が起こる歯周病も含みます。そして、噛み合わせの問題もあります。私達が食事をし、会話をし、物事を考えるというときに、歯の存在が非常に大きな意味を持ちます。

食事、会話、思考、健康に重要な「歯」

食事

先日インタビューの番組を見たところ、「85歳の女性」がこう述べておりました。

「この年になると、一番の楽しみは食事をすることと、それも友人とね」

何歳になっても「食事」「会話」は皆の喜びです。

しかし、歯の残存数が少なくなってくると、食事をすることが難しくなります。歯が抜けない場合でも、歯周病で歯がグラグラしだすと、硬いものを食べることができなくなります。もちろん、入れ歯やインプラントなどの治療はありますが、やはり自分の歯と比べると、当然劣ります。入れ歯は硬いものも噛むことができません。 

このように、「歯の健康」を生涯に渡り確保するためには、「歯周病ケア」「虫歯ケア」が不可欠です。これはご自宅での正しい歯磨き、フロス習慣と、歯医者での歯石取りが欠かせません。

何歳になっても、生涯自分の歯で食事を楽しむということが、歯科医院に定期通院されることの大きな意義になります。

 

会話

会話をすることも、何歳になっても不可欠な楽しみの1つだと思います。

旅先に行くのも、スポーツをするのも、すべて食事と会話がセットの場合が多いはずです。

歯を失うと、発音がしづらくなりますし、多くを失えば、入れ歯などを入れることも必要になります。こうなりますと、話すことがしづらくなる場合が少なくありません。

 

思考 

近年の研究から、奥歯の残存数と、脳の活性化度に関連性があることが分かっています。また、歯周病の原因菌がアルツハイマー型認知症の発症にもつながっていることが分かっています。

 

健康

お口の中の細菌は、全身を循環します。その結果、「動脈硬化」「狭心症」などに悪影響を及ぼすことが分かっています。その他、歯周病は「糖尿病」の発症リスクも高めることが分かっています(現在、糖尿病外来の患者様が歯科医院に通院されることが一般的になっています)

 

5 まとめ

お口の健康は、人生の質に大きな影響をもたらします。とりわけ、70歳以降のセカンドライフにおいて、歯の存在は非常に重要な役割を担います。日々の生活の質はもちろんのこと、全身にも影響を与えるため、「歯医者が苦手」という方は、まず1度、歯の健診からスタートされることを強く推奨いたします。当院では、千代田区の区民歯科健診も行っておりますので、いつでもご来院をお待ちしております。

神保町野本歯科医院 野本幸平



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