神保町野本歯科医院

こんにちは、神保町の歯医者、神保町野本歯科医院です。

「歯石取りって、痛いんですよね…」
「前に受けた時、すごく不快だったから歯医者に行くのが億劫…」

そんなお声は、実は少なくありません。
そして中には、「歯石取りが痛いのは、担当してくれた歯科衛生士さんの腕が悪かったからなのでは？」と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、歯石取りの痛みの原因は、決して歯科衛生士の「下手さ」だけではありません。
むしろ、そこには患者さまお一人おひとりの口腔内の状態や、使用する機器、そして歯科医院全体の予防歯科に対する考え方が深く関係しているのです。

このコラムでは、歯石取りの「痛み」の真実に迫りながら、なぜ当院が「痛くない予防歯科」にこだわり、快適な環境を提供しているのかを詳しくご説明します。

「歯石取りが痛い」と感じる本当の理由

まずは、なぜ歯石取りが痛いと感じるのか、その主な理由をいくつかご紹介します。

歯周病の進行度合い：歯ぐきの炎症と出血

最も大きな理由の一つは、歯周病の進行度合いです。
歯石は、歯垢（プラーク）が唾液中のミネラルと結合して石灰化したもので、非常に硬く、歯の表面に強固に付着します。
この歯石は、歯周病菌の温床となり、歯ぐきに炎症を引き起こします。

歯石の付着量と硬さ

歯石の付着量が多いほど、そして歯石が硬く強固に付着しているほど、除去には時間と手間がかかります。
その分、器具による刺激が長時間続くため、痛みを感じやすくなります。

特に、長期間歯石取りをしていなかったり、セルフケアが行き届いていなかったりすると、歯石が大量に、かつ広範囲にわたって付着していることが多く、痛みに繋がりやすい傾向にあります。

使用する機器の種類

歯石を除去する際には、主に超音波スケーラーとハンドスケーラーが使用されます。

超音波スケーラー
超音波の振動を利用して歯石を砕いて除去します。
効率的で広範囲の歯石除去に適していますが、機種によっては振動や水が歯に響き、不快感や痛みを感じることがあります。
旧式の超音波スケーラーは、振動が大きく、不快感や痛みを感じやすかったり、水が飛び散りやすかったりすることもあります。

ハンドスケーラー
手用器具で歯石をかき取るように除去します。
細かな部分や深い歯周ポケット内の歯石除去に適していますが、歯科衛生士の技術がより重要になり、器具の当たる角度や力加減によっては痛みを感じることがあります。

歯科衛生士の技術と経験

もちろん、歯科衛生士の技術や経験も、痛みの感じ方に影響を与えることは事実です。
経験豊富な歯科衛生士は、患者さまの表情や反応を見ながら、細やかな調整を行うことができます。

しかし、「下手だから痛い」と一概に決めつけるのではなく、下記のような複数の要因が絡み合っていることを理解することが大切です。

神保町野本歯科医院が「痛くない予防歯科」にこだわる理由

当院では、患者さまに「快適に、そして安心して通える予防歯科であること」が、予防を継続する上で何よりも重要だと考えています。
痛みを我慢しながら通い続けることは、非常に難しいからです。
だからこそ、私たちは「痛くない予防歯科」の実現に全力を尽くしています。

最新の超音波機器「痛くない歯石取り」の実現

当院が導入している最新の超音波スケーラーは、従来の機器に比べて振動が細かく、パワーを繊細にコントロールできるのが特長です。
微細な振動で歯石を効率的に除去： 歯石を「ガリガリ」と削り取るのではなく、超音波の微細な振動で「パリン」と剥がすようなイメージで、歯や歯ぐきへの負担を最小限に抑えながら歯石を除去します。

これにより、多くの方が「思ったより痛くない」「ほとんど何も感じなかった」と驚かれるほど、快適に歯石取りを受けていただいています。

必要に応じた麻酔の使用

もし歯周病が進行していて、歯ぐきの炎症が非常に強い場合や、深い歯周ポケット内に大量の歯石が沈着している場合など、どうしても痛みを伴いやすいケースもあります。
そのような場合には、遠慮なく麻酔の使用をご提案しています。

表面麻酔で歯ぐきの感覚を麻痺させたり、局所麻酔をすることで、痛みを感じることなく処置を受けていただけます。
「麻酔は嫌だな…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちは、痛みを我慢することなく、安心して治療・予防を受けていただくことを最優先に考えています。どうぞご安心ください。

歯科医師が責任をもって、全ての予防処置を担当

当院では、歯石取りを含め、全ての予防処置を歯科医師である私が責任を持って行います。

など、患者さまの口腔内全体の状態を歯科医師が常に把握し、細かな変化や病気の兆候を見逃しません。

もし、歯周病の進行が見られたり、新たな問題が発見されたりした場合には、速やかに患者さまにご説明し、今後の治療計画や継続的なケアについてご提案します。
状態が落ち着かないまま放置するようなことは、決してありません。
患者さまの口腔内の健康を総合的にサポートします。

神保町野本歯科医院が大切にする「患者さまとの対話」

歯石取りに限らず、歯科治療全般において、患者さまが抱える不安や疑問は様々です。
当院では、どんな些細なことでも、患者さまが気になること、知りたいことを、遠慮なくお話しいただける雰囲気づくりを大切にしています。

「痛みに弱いんです」
「前回の歯石取りがすごく痛くて…」
「麻酔は苦手なんですけど…」

どんなことでも構いません。ご予約の際や、ご来院いただいた際に、どうぞお気軽にお伝えください。
私は、患者さまのお気持ちに寄り添い、最善の対応をいたします。

神保町野本歯科医院で、「痛くない、快適な予防歯科」を体験し、生涯にわたるご自身の歯の健康を守りませんか？
皆さまの笑顔のために、心よりお待ちしております。