歯を残すために大切なこと
2025/06/02
8020運動を言われてここ30年あまり。今では9020を達成する人が増えるほど、日本人の歯の健康意識は高まりました。今回は、歯を残すために大切な「再治療しない」という話をします。
歯の治療をしても問題は解決しない。そこからが大切。
日々のケアと歯科健診の重要性
意外と知られていない事実ですが、歯の治療というのは、治療をして「それで完了」ではありません。むしろ、そこからの「日々のケア」「歯科医院でのクリーニング」を通じて、それを健康な状態で保っていくことが大切です。
そしてもう1つ。非常に大切な因子になってくることが、「なるべく歯を削らない」ということです。歯は内部に神経があり、削れば削るほど、その神経との距離が短くなります。そのため、ちょっとした風や水によって「しみる」「痛い」という現象が起こるようになります。
それを放置していると神経に感染が起こり、神経を抜く治療が必要になります。歯の神経を抜くと、その歯の寿命は半減するため、遅かれ早かれ、その歯はいずれ抜歯に至るようになります。
したがって、ここで大切なことは『いかに歯を削らないようにするか」なのです。
むし歯にならないようにする
歯科医院でむし歯の治療をして、「それで安心」ということはまずありません。
1度むし歯になった方は、再びむし歯になる率が大幅に上がるためです。
さらに、むし歯治療というのは、むし歯を除去後、そこに「人工物」を代替えさせる治療をします。
つまり、ただですら「むし歯になりやすい傾向」にある歯に対し、異物を詰める治療をすることになります。
異物にはプラークが付きやすいことと、いずれ歯との間に隙間ができます。
その結果、再びむし歯が再発をするため、再治療が必要になります。
これを2回、3回繰り返すと事で、歯の欠損という結果を起します。
何より大事なことは、「むし歯」にならないこと。
そのために大切なことは、「歯の健診」「クリーニング」を通じて、第1次予防を徹底すること。
いかに2次予防を大切にするか
次いで大事なことは、「むし歯になってしまったときは、精度の高い治療を受け、再感染しないように、自宅でケアを行い、健診、クリーニングを定期的に受ける(≒第2次予防を行う)ことです。
当院では、「この2つ」の観点を徹底重視した対応を行っています。
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