噛むと痛い時の原因の1つは、「根っこの炎症」

      2025/06/17

本日の朝、「噛むと痛い。寝ているときは痛くない」という主訴の方が来院されました。この方が述べた「寝ているときは痛くない」という点は、大変重要な見極めでもあります。

 

噛むと痛い原因

噛むと痛い原因の1つ目:「神経感染」

往々にして、寝ているときに痛い場合は、歯の内部にある神経に『感染』が起きてしまっている可能性が高くなります。

 

あるいは、それを放置してしまうと、歯の内部の細菌が歯の外側にまで波及し、「噛んだ時の痛み」がより増していきます。

 

噛むと痛い原因の2つ目:「歯根膜の炎症」

その一方で、「寝ているときは問題ない」と言う場合には、歯の内部よりも、歯の根っこを覆う『歯根膜』と呼ばれる組織に炎症が起きてしまっている可能性が高くなります。

この場合、歯根膜は腫れてしまっているため、通常よりも、「腫れた分」だけ、歯を上に押し出してしまいます。結果的に、向かい合わせの歯と強く当たってしまいます。その状態が持続することにより、『噛むと痛い』という結果を起こしてしまっています。 

 

ではどうするか?

必ず近隣の歯科医院に受診しましょう。歯科医院で「歯根膜が腫れている」かのチェックと、上に飛び出してしまっている部分のみ、「薄く削って調整」(強く当たっている部分の調整)をします。その後、1週間くらい様子を見て、痛みなどがある時には、痛み止め(お渡しします)を飲んでいただきます。

注意すべきことは、痛みはすぐには引かないため、まずは2日、3日間くらいは「その余韻が残っている」ため、硬いものをなるべく食べないように気を付けていただきます。その上で、1週間経過したころには、痛みは無くなっているはずです。

いずれにしても、歯の痛みが起きた時には、なるべく早い段階で、歯科医院にいきましょう。

神保町野本歯科医院 野本幸平



神保町野本歯科医院:https://nomodent5454.com/

〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-19-1 リーガルタワー神保町1F
電話:03-5276-5454

電車でお越しの方:
都営地下鉄 神保町駅 徒歩1分

PAGE TOP