歯がしみる理由

「歯がしみる」

この場合、「冷たいもの、冷気にしみる」場合と、「熱湯などの温かいものにしみる」場合に分かれます。前者(冷たいものにしみる)では「知覚過敏」「軽度の歯髄炎」が考えられ、後者(温かいものにしみる)では「知覚過敏」「重度の歯髄炎」が考えられます。

歯科医師になるための歯科医師国家試験でも、この点はしばしば問われますが、簡単に症状を見知恵きましょう。


〇知覚過敏

*症状

歯ブラシで触ると痛い、冷気でしみる、冷たい水でしみる

*原因

主に、歯と歯茎の境(専門用語:歯頚部)の歯の一部が削れてしまい、神経との距離が近くなっている。

*対応

今すぐできることは「歯ブラシで刺激を与えないこと(痛みがひくまでは触らない、弱圧にとどめる)、歯医者さんで「ガード(神経との間に一層のセラミック粒子を詰める)」してもらう。

〇軽度の歯髄炎(専門用語:漿液性歯髄炎)

*症状

上記の症状に近い。


*原因

虫歯が進行し、神経に一部軽度の感染を起こしている。

対応:軽度であれば、神経を残すことも可能歯医者さんにすぐに行くことが大切です。

〇高度の歯髄炎(専門用語:化膿性歯髄炎)

*症状
上記の症状に加えて「温かいものにしみる」「なにもしていなくても痛い(寝ている時等)」

*原因
軽度の歯髄炎を放置したことで、完全に神経に虫歯菌が感染している。

*対応
歯医者さんに行き、神経治療が必要です。

★歯の神経をとると、その歯の寿命は半減するといわれています。可能な限り、「知覚過敏」「軽度の歯髄炎」の段階で、歯医者さんに行き、高度の歯髄炎になることを防止することが大切です。

                                        神保町の歯医者 野本歯科医院