虫歯治療をしたたのに、なぜ再発するのか?

 

それはなぜか?

虫歯を治療したのに、再発するなんてあるの?

そう思われる方も多いと思いますが、取り切った腫瘍が、また再発することがあるように、虫歯も再発をすることがあります。おそらくその頻度はほかの病気以上に多いでしょう。

 

 

小さな虫歯ならまだしも、少し大きめの虫歯になりますと、私達は「虫歯を取り除く」という治療をした後に、その状態の型をとります。その後、仕上がった模型(お口の状態を再現したもの)を技工所にアウトソーシング(技工物製作の委託を)し、仕上がったものを、患者様のお口にセットしていきます。

 

つまり、仕上がったものは、あくまでも人工物です。

 

☑詰めたとこにもともとあったものは「天然物」、ただしくは「臓器」です。

☑仕上がったものは、「人工物」です。

 

義足が本当の足ほど優れていないのと同様に、その安定さは、本当の歯にはかないません。

その結果、経年的に割れたり、ずれたり・・・いろいろな弊害が出てきます。

 

よって、虫歯できた時点で、もはやもとに戻すことはできません。

治療した後は、もともとよりは悪い状態となります。

 

これが再び虫歯が再発する理由なのです。

小さな隙間ができれば、そこから虫歯菌は侵入してしまうのです。

 

大事なことは、虫歯にならないように日ごろからケア(フロスは必須)をすることと、歯医者に定期的に来院し、健診、クリーニングを受けることです。そして、もしも治療が必要になったら、できる限り良質な治療を受けることをお勧めします。

 

神保町の歯医者 野本歯科