インレー治療ってどんな治療? 小さな虫歯には「インレー治療」

      2025/08/05

神保町駅より徒歩1分、神保町野本歯科医院

 

虫歯の治療では、感染した歯質を取り除いた後、その「空洞」を埋めるための治療をセットで行います。

インレー治療はその最も行われる治療の1つです。

その特徴は、直接詰めるのではなく、精度の高い「間接的な対応」を行う点です。

具体的には、型を採得し、その型をもとに「模型」を製作します。

そして、その模型をベースにし、技工所で詰め物を製作します

後日、来院時にその詰め物をセットします。

 

■小さなむし歯~中くらいのむし歯に対する治療

ある程度の大きさのむし歯

隣の歯と接する部位にできたむし歯

かみ合う部分にできたむし歯

これらの治療では、前述したコンポジットレジン治療では予後の経過に懸念(再感染率が高く、破折しやすいなど)が生じるため、推奨できません。丈夫な素材である「インレー」と呼ばれる技工物(歯科技工士が製作する丈夫な物)を使用した治療が必要になります。

 

■インレーの種類は?

インレーには、金属で作られたもの(PGA、金歯)セラミックで作られたもの(e-max、ジルコニア)の2種類がございます。前歯、下の歯など、見た目が関わる所は、セラミックで作られたもの(歯の色)を用い、見た目に関わらない奥歯などは、金属でつくられたものを基本的には用います。

 

■PGAとは?

 

■ジルコニアとは?

ジルコニアは普通の歯との区別がつかないほど、「自然な白」になるため、「治療しているところがばれたくない」という方など、見た目においても良い材質となります。ただし、ジルコニアの多くは、インレーではなく、クラウン(大きなむし歯に用いる治療)において多用されます。

 

 

■e-maxとは?

 

■セラミック治療の欠点

セラミック治療は、「審美面」「歯との一体感(むし歯感染の低さ)」が大きなメリットになりますが、奥歯など、かみ合わせが強い部位においては、「強度」の面からお勧めできません。セラミックは金属と比したときには強度で劣ります。そのため、強度を保つためには、歯を余分に深く削る必要があります(=セラミックの厚みを増やすため)。歯を守るという観点からは、PGAのような丈夫な素材(歯を削る量が最小限にできる)を用いることが推奨されます。

 

関連:虫歯治療の時間はどのくらいかかる?

  :虫歯が再発するのはなぜ?



神保町野本歯科医院:https://nomodent5454.com/

〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-19-1 リーガルタワー神保町1F
電話:03-5276-5454

電車でお越しの方:
都営地下鉄 神保町駅 徒歩1分

PAGE TOP