歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し歯肉の辺縁が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりしますが痛みはほとんどの場合ありません。
さらに進行すると膿がでたり歯が動揺してきて、最後には歯を抜かなければならなくなってしまいます。
■歯肉炎
まずは健全な歯肉の状態をご覧ください。
歯肉炎というのは、歯周病の最初の段階を指しており、歯肉が赤みを帯び、歯と歯の間の歯肉が丸みを帯び膨らんでいます。また、歯ブラシで出血するなどの特徴があります。