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〇軽度の歯髄炎(専門用語:漿液性歯髄炎)

 

 

 

 

 

 

 

ふいふいひ

    

 

季節の変わり目になりますと、「先生、噛むと痛い」と、ご来院される方が増えてきます。

これは時期的な理由としてまして「新しい環境」「5月病」などという言葉もあるように、微小なストレス(マイクロストレス)がかかりやすい時期などには、「強く嚙み締める」ことが無意識に増えます。

 

実際に、「噛むと痛い」の原因の多くは、「嚙み締めが強い」ことに起因するものが多いのです。つまり、これは「虫歯」ではありません(例外もあります)。

 

その中でも多いのが、「歯の周りにある歯根膜」という膜が、炎症で腫れてしまうことで生じる「歯根膜炎」です。これは歯が「若干」浮き上がってしまうことにより、向き合う歯との接触が強くなることで「痛み」が生じるメカニズムです。

  

   

こんなときには、歯医者でかみ合わせの調整をすることはもちろん、なるべく痛いほうの歯で硬いものを食べないようにすること、などが効果的です。重要なことは「痛い」ときは、その歯を安静にすること。そして、できる限り早い段階で歯医者に来院することです。