噛むと痛い理由
2025/06/23
虫歯になると痛いとき、噛むと痛いとき
むし歯とは歯の欠損を指します。
その欠損は、むし歯菌によって引き起こされます。
ではなぜ欠損ができると痛いか ?
■歯にも神経が存在する
歯の構造の中心部に「神経(歯髄)」が入っている「歯髄腔」と呼ばれる空間があります。ここにむし歯菌が侵入してしまうと、「とんでもない激痛」を引き起こします。しかし、そこまでいかなくても、神経に細菌が近づくだけでも、痛みを起こします。
「なんだか、水にしみるな」
「なんだか、歯磨きすると痛い感じがする」
これらの多くは、神経の反応によるものです。
つまり、「外の世界」と、「神経」との距離が縮まってしまっているために、しみやすくなっているのです。それはなぜか? 「歯に欠損」を生じているからです。
つまり、
歯に欠損ができる=神経と外の距離が縮まってしまう=しみてくる

■噛むと痛い理由
季節の変わり目になりますと、「先生、噛むと痛い」と、ご来院される方が増えてきます。
これは時期的な理由としてまして「新しい環境」「5月病」などという言葉もあるように、微小なストレス(マイクロストレス)がかかりやすい時期などには、「強く嚙み締める」ことが無意識に増えます。
実際に、「噛むと痛い」の原因の多くは、「嚙み締めが強い」ことに起因するものが多いのです。
その中でも多いのが、「歯の周りにある歯根膜」という膜が、炎症で腫れてしまうことで生じる「歯根膜炎」です。これは歯が「若干」浮き上がってしまうことにより、向き合う歯との接触が強くなることで「痛み」が生じるメカニズムです。

こんなときには、歯医者でかみ合わせの調整をすることはもちろん、なるべく痛いほうの歯で硬いものを食べないようにすること、などが効果的です。重要なことは「痛い」ときは、その歯を安静にすること。そして、できる限り早い段階で歯医者に来院することです。
神保町野本歯科医院
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