本日のお題は、「歯のクリーニングとホワイトニング」です。
当院では、歯のクリーニングを大変重視しています。
歯のクリーニングをすることで、「歯の清潔さ」を守り、「美しさ」を保ち、「歯と歯茎の健康と予防」に寄与します。日本もアメリカのように、「治療よりも予防」という段階に入りつつあります。当院でも、ここ数年の『患者様層のシフト』には、大変驚きを持っています。
私たちが食事を食べ、歯磨きをしますと、残念ながら、磨きとれていない食片がお口の中に残ってしまいます。その食渣を住処にするのが、虫歯菌や歯周病菌です。彼らは勝手にそこに住みつき、私たちの歯を溶かしたり、歯茎に炎症を引き起こしたりします。
そして、およそ48時間で、彼らの一部は石灰化(硬くなる)し、いわゆる「歯石」と呼ばれる菌の塊に変わってしまいます。そうなると、歯ブラシやフロスを使っても、決して取れません。彼らは安心して、歯茎に炎症を起こし、そして最終的には「歯が抜ける」という事態に発展します。
彼らを取り除くためには、歯ブラシよりもはるかに強い「超音波による洗浄」をしなければなりません。歯石も超音波には敵いません。
ぜひ、当院にご来院されたときには、「歯のクリーニング」をお勧めします。虫歯を治しても、歯周病菌は確実に潜んでいます。同時に対応してこそ、効率的です。
❏ホワイトニング
当院の患者様の70%は、予防(歯の定期クリーニングと健診)目的でご来院いただいております。近年、クリーニングをされている方で『ホワイトニング』をされる方が増えています。
実は、ホワイトニングをすることは、クリーニングと大きな相乗効果を発揮します。
■クリーニングとホワイトニングを並行する意義
クリーニングをすると、『歯についた着色』が掃除され、『歯石』を除去できるため、お口の中が「すっきり」とし、『また来よう』と思えるのですが、それでも『継続は難しい』という方や、『自宅でのケアが難しい』という方も、稀におられます。このような方には、当院ではホワイトニングを推奨しています。
(70歳:女性の方)
(50歳 男性の方)
医療ホワイトニングというのは、クリーニングとは異なり、『歯のエナメル質を漂白』する治療を指し、いわゆる「クリーニング」とは異なり、歯自体の色を白くするため、明らかに見た目が『ツルツルで綺麗』になります。
*ホワイトニングは治療です。当院では、歯科医師の監督下のもとで、国が認可したジェルを用い、安全なやり方を採用しています。これまでにすでに数百名の方に実施しておりますので、安全かつ成果がでます。
ホワイトニングの利点は、大きく3つあります。
1つ目:見た目が綺麗になる
2つ目:着色が付きにくく、虫歯予防につながる
3つ目:モチベーションが上がる
1つ目、2つ目は当たり前のことですが、3つ目の『モチベーションの向上』こそ、クリーニングと並行してホワイトニングを行う事の大きな意義となります。人は『見た目が綺麗』になると、確実に美意識が高まります。それは年齢、性別、洋の東西を問わず、人間の原則のように思えます。したがって、クリーニングと並行してホワイトニングをされる方の「セルフケア(ご自宅でのケア)」と「定期健診継続」の質は極めて高い特徴があります。
*費用面においても、自費診療では最もお手軽な費用で可能です。