神保町野本歯科医院は『神保町さくら通り』の歯科医院です。優しい歯医者と丁寧な歯科治療を大切にし、予防歯科から審美歯科まで幅広く提供します。神保町に来た時にお気軽にご相談下さい。野本歯科医院のは、「その人にあった歯科医院」を目指し、包括的な観点で歯科治療をします。
セラミックとジルコニアは、しばしば歯科診療所で聞かれる言葉だと思います。
これらは共に「詰め物」「かぶせ物」の材質となります。
一般的に、「前歯」のように見た目が影響する部位に「金属」を用いることにはありません。多くの場合、選択肢としては「セラミック」「ジルコニア」「レジン」の3つが挙げられます。
3つ目に挙げた「レジン」というのは、保険診療で行う「白い歯」となります。
「え?保険でできて、しかも白? これしかないでしょ!」
「費用」という意味ではたしかにそうですね。
ただし、いくつかのデメリットがございます。
❏レジン歯のデメリット
1 外れやすい
2 硬いものを食べると割れやすい
3 色が黄色に変わってくる
4 虫歯菌が付着しやすい
以下、レジン歯(前装冠)を、「写真右の4つ目、5つ目」に装着しています。
どうしても時間とともに変色するため、人工物だと分かってしまいます。
一方の「セラミック」や「ジルコニア」というのは、保険で対応できないため、費用は高くなりますが、上記に挙げたようなデメリットが極端に少なくなります。
では、セラミックとジルコニアは何が違うのか?
この点については、セラミックは「より綺麗」で、ジルコニアは「本当に丈夫」と覚えておきましょう。
◆以下は、セラミックを部分的に装着したものです。
セラミックは透明性があり、「芸能人は歯が命」というあの綺麗さになります。その上、プラーク(歯垢)が付着しにくく、変色も少ないメリットがあります。ただし、デメリットとして、「場合によっては欠けることがる」という点があります。したがって、あたりが強い人や、歯ぎしりが強い人などにはお勧めできません。もちろん、奥歯にも不適応です。
一方のジルコニアはそこが強みです。
ジルコニアはまず割れません。したがって、奥歯に用いることも普通に対応できます。
セラミックと比べたとき、見た目がおかしいのか?
そんなことも全然ありません。以下は、ジルコニアの症例です。
まず肉眼で本物の歯と区別できる方はいません。
セラミックが「綺麗」を重視しているのに対し、ジルコニアは「自然さ」を重視しています。ジルコニアはもともとの歯と同じような見た目を再現できます。ある意味において、最も自然な見た目と言えるでしょう。
見た目もよく、プラークも付着しにくく、生体とも相性が良く、丈夫です。
しいて弱点をあげるとすれば、「やや硬い」ため、最初の数週間くらいは、「ちょっと硬い感じがする」という意見が多く出ています。しかしながら、数週間も経過すれば、自然になり、「違和感ありません」と言われる方が大半です。
以上、セラミックとジルコニアの説明でした。
今日もお疲れ様でした。
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