年間医療費の抑制に、歯の健診が有効です。

 

政府が「国民皆歯科健診」を義務化するとの方針を検討すると発表したことが記憶に新しいですが、その背景には、歯の健康が、全身の病を事前に防ぎ、また、仮に罹ってしまっても、予後を良くすることがわかってきたことがあります。実際に、定期的に歯科健診を受けることで、「48歳」を境に医療費を削減できることが分かっています(以下はトヨタが行った調査)。定期的に歯科健診を受診されている方は、そうでない人と比べ、「65歳」では年間約15万円もの差がでます。そしてこの傾向は、年齢を重ねるほど、大きくなっていきます。

POWER MOOK 57 (株式会社大洋図書)