■ホワイトニングは、クリーニングとは違います
定期的に行うクリーニングにおいても、歯の表面にこびりついた「着色(コーヒー、タバコ、赤ワインなど)」を取り除くことにより、歯の表面を白く見せることが可能です。しかしながら、元々の歯の色自体を変えることはできません。私達の歯は、加齢に伴い「その表面が透明化」します。透明化することで、内部の茶色の組織が透けてくるため、色が「黄ばむ」ように見えます。
ホワイトニングでは、この透明化したものを白く漂白することが可能なため、内部の色を遮断することができます。
こちらは、50歳の男性の方の症例です。
■ホワイトニングは歯に危険ではないの ?
当院では、いわゆる「医療ホワイトニング」を行うため、非常に安全です。
危険と思われる原因は、医療従事者の監督下でない場合や、
国が認可していないホワイトニングを使用する場合です。
当院では、国が認可した数少ないホワイトニングの薬剤を使用しております。その上で、歯科医師がしっかりと説明し、経過を確認しますので、どうぞご安心ください。
なお、人間は経年的に「歯の表面の透明感」が増してくるため、内側にある組織(茶色い組織)が透けてきます。それがいわゆる「歯の色が暗くなる」ことの原因です。
ホワイトニングでは、この透明部分を白く内側から漂白するため、内部の色が遮断され、白く見えます。表面を研磨することなく実施できます。
■医療ホワイトニングのやり方、メリット、デメリット
第1に、ホワイトニングには「クリニック」で行うものと、「ご自宅」で行うものの2つがあります。
■クリニックで行うタイプ
★結婚式の前など、特別な日に一時的に白くする場合にお勧めです。
■ご自宅で行うタイプ
★1週間~2週間かかる理由は、安全な低濃度のジェルを使用するためです。逆に言えば、じっくり浸透します。
このような観点から、当院では「後者」のご自宅で行うタイプを推奨・実施しています。
やり方はとてもシンプルです。1回目に歯の型をとり、2回目にはお渡しできます。
以下は、一例です。この方は1回(2週間)実施いたしました。
ご自身で1週間くらいで「徐々に変わってきた」という実感を感じられたようです。
ホワイトニングの「もう1つの変化」は「着色が付きにくくなる」ことです。
綺麗になると同時に、虫歯に強い歯になるという点が、ホワイトニングのメリットです。