急に寒い時期に入りましたね。
私も決まり文句のように、患者様に「急に寒くなりましたね」と開口一番お伝えしております。
すると皆様共通して、「そうですね」とおっしゃり、緊張感が解かれ、ユニットに座っていただけます。
とても便利な言葉です。
このように、会話というのは誠に難しいものですが、なんとか患者様に「緊張感をほぐしててもらう」ことを意識し、「微力」ながら努力させていただております。どうぞ、安心してご来院ください。
さて、最近ある患者様がこうおっしゃしました。
「先生ねぇ、コロナで来られない時期が多かったからね。なんというか、来なくてもいいやと思っちゃったのよ。あんまり痛いところもないしね。きっと同じような方は多いと思うわ」
たしかに、おっしゃる通り。私もそう思います。しかし、お口の環境は「静かに変化していく」ものです。特に「歯の周りの病」ともいわれる「歯周病」には自覚症状がありません。ご本人が気づかないうちに進行し、気づいたときには、「最近歯が揺れるわ」と気づくことになります。
歯周病が、サイレント・ディジーズ(静かなる病)と言われる所以です。
大切なことは「揺れる前に対処すること」です。
平均寿命が延びている時代だからこそ、歯の寿命もその分延びてもらう必要があります。
ぜひ、定期健診の間が延びてしまっている方は、一度歯医者さんへ通院いたしましょう。